三代 清風 与平  Yohei SEIFU 3rd  1851~1914

嘉永4年(1851)兵庫県播磨生まれ。本姓は岡田、号は清山・晁浦・晟山など。二代与平の妹婿。二代与平に陶技を学び、田能村直入に絵を学ぶ。明治19年京都陶磁器組合長。明治26年陶芸界初の帝室技芸員に推挙される。釉薬を工夫し、純日本風陶磁器を制作、青磁、白磁を得意とする。作風は品格高く、竹本隼太、宮川香山と並んで明治の三代名工と称された。大正3年(1914)7月15日京都で歿、63歳。

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四代 清風 与平  Yohei SEIFU 4th  1871~1951

明治4(1871)三代与平の次男として生まれる。号は成山。陶技を父・三代与平に、絵を田能村小斎に学ぶ。大正3年四代を継承する。昭和26年(1951)歿、80歳。

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五代 清風 与平  Yohei SEIFU 5th  1921~1990

大正10年(1921)生まれ。江戸時代から続く京焼の名門。号は青山。月之輪涌泉(加藤護一)の援助により、一時去った陶芸の道に復帰し、昭和46年~49年頃まで離れの工房を借り作陶、呉須、白磁、色絵を得意とする。平成2年(1990)歿、69歳。

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